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2009年7月 3日 (金)

今週の話題「国を愛すること」2009年7月3日

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今週の話題「国を愛すること」200973

 米国バンクライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行氏の偉業は同じ

日本人として生まれたことを誇りに思える出来事でした。「ノーベル賞」受賞者の多

くが「老人」であり既に「過去の人」ですが辻井氏の場合は正に現役でこれから大き

く羽ばたく20歳に与えられた「賞」であることが素晴らしいと思います。盲目であ

るから与えられたわけではなく健常者と同じ土俵での実力優勝であることが同朋と

して喜びに堪えません。民放のTV局が用意した愚かな質問に「J-Popの中で好きな

曲は何ですか?」というのがあり、辻井氏が迷わず「演歌の方が好きです」と答えた

ので心から喝采を送りました。

 沢木耕太郎氏の著作「テロルの決算」(文春文庫)を以前読んだことがあります。

今手元に本がないので今でも記憶に残っていることだけ書きます。昭和3510

12日、吹き荒れた1960年安保騒動が一段落した頃に起きた日本社会党委員長浅沼稲

次郎氏が日比谷公会堂の演壇で演説中に大日本愛国党の青年山口二矢氏(やまぐちお

とや)17歳に短刀で刺殺され、犯人山口二矢氏は112日少年鑑別所で未決のまま

自殺した事件を描いたものですが一番印象に残ったのは凶行に及ぶまでの青年山口

二矢氏のことよりも被害者浅沼稲次郎氏でした。当時小学5年生だった小職の記憶で

は日本社会党委員長浅沼稲次郎氏は頻繁に訪中し、その都度中国との間で「アメリカ

帝国主義は日中共同の敵」との共同宣言を繰り返していた印象しかありません

余談ですが当時は社会主義を目指す日本社会党が今では想像できないくらいに強

力な支持基盤を持っていました。19501965年頃まで中国は合法的選挙で日本社会

党が政権を奪取する可能性に賭けていたと思われますが1960年代後半には中国自身

が社会党政権樹立の可能性を断念し、公明党を介在させながら政府自民党との接触を

図り始めました。極論すれば日本における社会主義政権をいち早く諦めたのは中国だ

ったと考えます。余談以上

沢木耕太郎氏の著作では社会党でも親中国派の左派と思われていた浅沼稲次郎氏

が意外に皇室を敬い愛国者であったと描かれています。当時のマスコミには全く報じ

られなかった浅沼氏の意外な側面を知る上で「テロルの決算」は貴重な資料だと思い

ます。現代の政治家を見ていて感じることは1960年代には極左と思われていた浅沼

稲次郎氏であっても心の底に「素朴な皇室への畏敬の念と愛国心」を持っていたよう

ですが現在の政治家は自民党、民主党を問わず「素朴な皇室への畏敬の念と愛国心」

を持ち合わせていない方が多いことが最も悲しいことです。民主党の管直人氏を見て

いると全く感じることができません。「素朴な皇室への畏敬の念と愛国心」は戦後の

教育現場で教えられる可能性はほとんどゼロであり、現代においてこれを持ち合わせ

ているかどうかは理屈や論理ではなく、日本人としての自然な感情だと思います。学

校で教えられる可能性がない現代ではわれわれ一人一人が親から子へ、先輩から後輩

へ伝え語り継ぐべきだと思います。仄聞する雅子皇太子妃の問題も根本は戦後教育を

素直に受けられた雅子妃に「素朴な皇室への畏敬の念と愛国心が欠如しているとこ

ろ」に問題があるように思いますが如何思われますか? (文責 井上 豊夫)

拙著であります。もし宜しければご高覧下さい。

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